プロポジション65検査
1986年安全飲料水および毒物取締法(The Safe Drinking Water and Toxic Enforcement Act of 1986)としても知られるプロポジション65は、がんや先天性欠損症、その他の生殖障害を引き起こすことが知られている有害化学物質への人体暴露を減らすことを目的としたカリフォルニア州の法令です。
カリフォルニア州環境保護局(CalEPA)の一部門である環境健康有害性評価局(OEHHA)によって管理されているプロポジション65のリストは約900の化学物質を網羅しており、新しい知見に基づいて少なくとも年に1回見直されます。
最初の法令では飲料水の供給源となる可能性のある地域において、企業がリストアップされた化学物質を廃棄することを禁止しています。2つ目の法令では、これらのリストアップされた化合物質の1つ以上を一定の基準値以上含む可能性のある製品には、外装に右の警告ロゴを表示することを義務付けています。
当社は、最も一般的なプロポジション65の化学物質検査を定期的に実施し、法規制への準拠を確認しています。
重金属検査
誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を用いて食品や食品関連製品によく含まれる「ビッグ4」重金属のスクリーニングを行っています。また、ニッケル、スズ、クロムなど、懸念されるその他重金属の分析も可能です。 検査可能な重金属とそれぞれのLODの詳細についてはお問い合わせください。
- ヒ素
- カドミウム
- 鉛
- 水銀
残留農薬検査
「QuEChERS」抽出法を介してLC-MS/MSとGC-MS/MSを使用し、USDA National Organic Program (NOP)がオーガニック製品に対して定める残留農薬基準値と同等である、およそ0.01ppmの検出限界(LOD)で約300種類の化合物を分析します。
またさらなるオプションとして、GC-MS/MS(150化合物以上)またはLC-MS/MS(100化合物以上)のいずれかで1回のMRAを実行することも可能です。
ビスフェノールA(BPA)検査
ビスフェノールA(BPA)は、ポリカーボネートプラスチックやエポキシ樹脂によく含まれる化学物質で、様々な健康問題に関連しています。ポリカーボネートプラスチックは水筒などの飲料容器によく使用され、エポキシ樹脂は缶などの金属製品の内側に塗るラッカーとしてよく使用されます。
当社は食品と容器の両方の検体内のBPAを定量測定するためにGCMSMSを利用しています。
アクリルアミド検査
アクリルアミドは、植物性食品(ジャガイモ、穀物、コーヒー)に多く含まれる化学物質で、主に揚げる、炒める、焼くなどの方法で長時間高温(+120℃)に晒されると発生します。
アクリルアミドを含む最も一般的な製品は、ポテトチップス、フライドポテト、コーヒー、菓子パン、パンなどです。
プロポジション65リストに掲載されている以下の化学物質の分析が可能です。リストにない分析については、お問い合わせください。
- アセトアルデヒド
- アクリルアミド
- アニシジン
- ベンゾ[a]ピレン
- ビスフェノールA(BPA)
- δ9-テトラヒドロカンナビノール(Δ9-THC)
- ホルムアルデヒド
- ゲンチアナバイオレット
- 金属類
- ヒ素
- カドミウム
- 鉛
- 水銀
- メチル水銀
- ニッケル
- マイコトキシン
- アフラトキシン(B1、B2、G1、G2)
- オクラトキシンA
- β-ミルセン
- オキシテトラサイクリン
- 残留農薬
- アラクロール
- アルドリン
- アミトラズ
- アトラジン
- カルバリル
- クロルデン
- クロロタロニル
- クロルピリホス
- o,p’-DDT
-
- DDT
- ディルドリン
- ジウロン
- エンドリン
- エポキシコナゾール
- エトプロップ
- フェノキシカルブ
- グリホサート(個別法)
- ヘプタクロル
- ヘプタクロルエポキシド
- イマザリル
- マラチオン
- 4-メチルイミダゾール (4-MEI)
- ミクロブタニル
- ペンタクロロフェノール(個別法)
- シマジン
- チオジカルブ
- プロゲステロン
- 残留溶媒
- ベンゼン
- クロロホルム
- ジクロロメタン(塩化メチレン)
- エチルアルコール
- エチレンオキシド
- n-ヘキサン
- メタノール
- トルエン
- 二酸化硫黄(亜硫酸塩)
- テストステロン
- テトラサイクリン